500E  整備いろいろ その3

ホイールアライメントに挑戦

ホイールアライメントは 巷では値段が高い。高すぎる。所詮 偏芯ネジを少しいじるだけなのに・・・。ここはひとつ自分でやってみることにした。

ホームセンターでレーザーポインタ付き水準器を手に入れる。2000円程度で入手可能だ。それを 写真のようにホイールのセンターキャップを外して 水準器の基準面をゴム紐で固定する。水準器は 一本だけを左右で使うのがコツ。2本では、光軸の平行を出すのが困難である。

タイヤの空気圧と接地面と高さチェックを忘れずにおこなうこと。私はお手製のPETボトル水準器で行いました。

W124のホイールベースは2800mm

トレッド前1540mm

トレッド後1530mm

リアトーイン0°30″

@前輪のセンター付近で左右のレーザーポイントが同じになるようにリアのマルチリンク偏芯ボルトを調整する。

A車の直後と後方5mの位置に板をおきレーザーポイントの位置をマーキングし左右の距離を測る。

5000mmXSin0.5°=43.6mm 

2800mm x Sin0.5°=24.4mm

この数字に合うように上記@ Aを何度か繰り返す。マルチリンクの偏芯ボルトは非常に敏感なので何度かやり直す。

で いざ アライメント測定器へ

こんな画面で一発に数字が出る・・・・・。

やったぞ!!

後輪トーインがいい線いっている。

結局前輪のキャンバー角だけ調整してもらっておわり。

バーゲンセール 測定調整で15000円なり・・・・。ふざけんな。

ベンツのほこる直進性、それを担保するキャスター角が外れているのが気になる・・。

 

前輪のアッパーマウントに大きな亀裂を発見。それも左右ともある・・・。

アッパーマウント交換 左新品(MEYLE製強化タイプ) 右破損品。500Eの場合車重が重いせいか前後方向の亀裂が大きい。

アッパーマウントの取り付け穴。ショックアブソーバーは、上部だけの取り外しとジャッキアップでアッパーマウントはとれた。3本のM8で取り付けるのだが締め切るとボルトが折れた。締め付けトルクは20Nmだそうだ。ショック先端のM22のまわり止めは7mmのヘキサゴンだがそんな工具はどこにも売っていない。根性で適当な工具を突っ込めばまわり止めぐらいにはなる。
乗り心地とハンドリングは素晴らしく向上した。インチアップタイヤでもハンドルをとられることはなくなった。もっと早く交換すればよかった。  

500E 整備いろいろ(その1)

500E 整備いろいろ(その2)

500E 整備いろいろ(その3)

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