添付資料
1.Sf(だぼのせん断強度)の計算
建設省告示第859号より次の三式を用いもっとも小さい値を採用する。

木材のだぼ 断面形状が長方形その他これに類するもの
Sf1=0.096{2√1+15(d/D)(d/D)-1}dD..........(1)
Sf2=0.91dd......................(2)
Sf3=0.19dD......................(3)
ただし dはだぼの小径(単位 ミリメートル)を、Dは各段の丸太材等の見付
高さ(単位 ミリメートル)を表すものとする。

ここで 申請建築物の数値D=135、d=25を代入する。
Sf1=0.096{2√1+15(d/D)(d/D)-1}dD=473
Sf2=0.91dd=568
Sf3=0.19dD=641

故にSf(だぼのせん断強度)としてSf1の値 473kgを用いる。
(張り間方向 けた行方向とも同じ)

2.Sw(風圧力によるせん断強度)の計算
令87条の規定より速度圧(q)に風力係数を乗じて計算する。
速度圧(q)の計算
申請建築物の高さが十六メートル以下であるので
q=60√h
 この式において
 q 速度圧(単位 一平方メートルにつきキログラム)
 h 地盤面からの高さ(単位 メートル)である。
ここで 申請建築物の数値h=3.73を代入する。
q=60√h=115.9..........(4)

風力係数は 1.2を用いる.............(5)

申請建築物壁面面積計算
張り間方向見付け面積;A1

1.03*6.9m=7.107u
2.3*4.1m=9.43u     
-----------------
     計 16.537u  .........................(6)

けた行方向見付け面積:A2

1.03*5.4/2=2.781u
2.3*5.4=12.42u  
------------------
     計 15.201u............................(7)

張り間方向Sw(風圧力によるせん断強度)
(4) (5)(6)の値を乗して
Sw=2300.0kg

けた行方向Sw(風圧力によるせん断強度)
(4) (5)(7)の値を乗して
Sw=2114.2kg

3.Sk(地震力によるせん断強度)の計算
令第88条の規定より固定荷重と積載荷重との和に当該高さにおける地震層せん断力係数を乗じて計算する。

固定加重の計算
令第84条より
建築物の部分 種類 重量(kg/m2) 面積(m2) 加重(kg)
屋根 シングル 30 48.3 1449
天井 合板張 15 22.14 332.1
床 木造・床張り 17 22.14 376.4
壁 丸太段積み 122 50.0 6100
合計 8257.5

積載荷重の計算
令第85条より室の種類が「住宅の居室」であるため60kg/m2
床面積22.14m2を乗じて積載荷重は
60*22.14=1328.4(kg)

地震層せん断力係数(Ci)の計算
令第88条より
Ci=Z Rt Ai Co


建設省告示第1793号より
Z=1.0

T=h(0.02+0.01α)
ここで h=3.73 地盤面からの高さ(単位 メートル)
α=2.7/h=0.72 ただし2.7は梁の高さ(単位 メートル)
故にT=0.10
T<Tcであるため
Rt=1.0

Ai=1+(1/√αi−αi)2T/(1+3T)
この式において、αi及びTは、それぞれ次の数値を表すものとする。
αi 建築物のAiを算出しようとする高さの部分が支える部分の固定荷重と積載荷重との和を当該建築物の地上部分の固定荷重と積載荷重との和で除した数値
T 上記算出のTの数値0.10

αIは1であるため
Ai=1

標準せん断力係数Coは 0.2をもちいる。

故に
Ci=Z Rt Ai Co=0.2

また せん断荷重はすべて一段目にかかることを前提にする
以上より
Sk=(固定加重+積載荷重)*地震層せん断力係数
  =(8257.5+1328.4)*0.2=1917.2(kg)
 (張り間方向 けた行方向とも同じ)


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